「はあ~、やっぱ食後はお茶よね(しみじみ)」
新茶の季節のお茶は、やっぱりひと味違うわ...
こんにちは!屋台村ブログ・ライターの村子です。
いや、この新茶ね、駅前の広場でちょうどイベントをやっていたので買ってきたのよ。
日本茶の旬と言えば、一般的には春~初夏。
旬を迎えた鹿児島でも、さっそく新茶の販売が始まっていたわ。
「お茶どころっていえば静岡ってイメージだけど、鹿児島もそうなの?」
と、そこで首をかしげているあなた!
鹿児島をなめてもらっちゃあ困るわ。
海産物、農産物にも恵まれた鹿児島。
お茶だってすごいのよ。
耳かっぽじって聞いてちょうだい。
あ、ちょっとホントにかっぽじらなくていいから。
その手、いったんどこかで拭いてから聞いてね。
全国2位のお茶の産地鹿児島
実は、鹿児島県は全国2位のお茶どころなのよ。
え?知らなかった?
そうね、お茶の産地として活発になったのは昭和中期あたりから。
まだ歴史は浅いらしいのよね。
栽培面積も、静岡などと比べたら小さいんだって。
ただ、鹿児島は地形的に有利な条件に恵まれたおかげで、他のお茶どころより長く収穫時期があるとか。
おかげで、鹿児島に生まれた私たちは長く美味しいお茶を飲めるというわけ。
さいきんの子どもたちはどうかわからないけれど、昔はよその家に行くと
「お茶」と「漬物」が出てきたものよ。
鹿児島には「茶いっぺ」という文化があって
「まあ、茶いっぺ飲んでいっきゃんせ」
(訳:まあまあ、お茶でも一杯飲んでいきなさい)
という、客人に「せめてお茶一杯くらいゆっくり飲んでいってください」というもてなしの気持ちを表す文化があるのよ。
お茶うけの漬物はマスト!
鹿児島のラーメン屋さんやおソバ屋さんでは、食事を待つ間にお茶とお漬物が出てくることも多いわね。
県民には見慣れた光景だけれど、県外の方には新鮮に映るらしいわ。
お茶と漬物の組み合わせ。
↑最近は飴袋に入っているタイプの漬物もある
お茶どころ鹿児島に来たら、ぜひ鹿児島茶も味わってみて。
鹿児島茶で割った焼酎のお茶割りもさっぱりしておススメよ。
↑タギルバの海鮮丼
茶葉を食べさせて育った、茶ブリなんてのもあるわ!
屋台村でも食べられるので、ぜひ。
<余談>
「茶くればば(じじ)」って鹿児島の言葉があるんだけど
異様なくらいお茶ばっかり飲む人のことを言ったりするわ。
村子も子どもの頃、レストランでお茶ばかり飲みたがって「茶くればば」と呼ばれていたものよ。懐かしいわね。
一説には「茶狂い(おかしいほどお茶を飲む人)」という言葉からきてるとか。