今年の夏も暑いですね!
暑すぎて全身の毛穴から汗が噴きだして、滝行みたいになっております。
ナチュラルアンチエイジング!
こんにちは、屋台村ブログライターの村子です。
暑すぎて仕事中に思わず錦江湾にダイブしたくなるこの夏。
今日は「鹿児島の小学生は泳いで桜島まで渡る」というお話です。
クレイジーな伝統行事「錦江湾横断遠泳」
錦江湾を渡って桜島に行く。
まあ、ふつうはフェリーで行くわね。
もし観光客の方が「おれは桜島まで泳いでいくんだ!」と言い出したら全力でとめるわ。
でもね
鹿児島の小学生は、桜島~鹿児島市内まで泳いで渡るのよ。
(どやぁ!)
「桜島フェリー」という24時間年中無休のフェリーがあるって、このあいだ話したわね。
時間にして15分。距離は4キロほどのショートクルーズよ。
でも、泳いで渡る、といったら別。
軽く見積もっても、一時間以上はかかるわね。流れもあるし...
その桜島まで泳いで渡る、クレイジーな伝統行事があるのが鹿児島市内の2校。
松原小学校・清水小学校よ。
子どもたちは2~3ヵ月の訓練をへて、桜島まで泳ぎ切る力を身につけるらしいわ。
どんな過酷な訓練なのかしら...
「水、こわ~い」とか言ったら、村子、ビート板でひっぱたかれるんじゃないかしら...
なんて心配はご無用よ。
水に顔をつけることもできないレベルだった子も、お互いに学びあって支えあい
3ヵ月でワンピースのルフィ並みの奇跡の成長を遂げるらしいわ。
本人や仲間はもちろん、学校や保護者さんだけでなく、この伝統を一緒に作ってきた地域のみなさんのサポートもあってこそみたい。人は、いろんな人に支えられて強くなるのね!
全員が3キロ弱、制限時間内に泳ぎ切る訓練に合格してから海に出るらしいわ。
ちなみに、2023年7月に行われた松原小学校の錦江湾横断遠泳は、全員が泳ぎ切るのに
1時間50分ほどかかったそうよ。
初めて挑戦する子たちも「この波を乗りこえよう!」と頑張った結果だと思うと....なんだか、涙腺がゆるむわね。
この錦江湾横断遠泳、第一回は大正時代からというから驚き!
一時中断した時期もあるけれど、長い長い歴史があるのね。
初参加で泳ぐ力がなかった子も、先輩や同級生たちの支えで泳ぐ力と絆(きずな)を身につけていくそう。
鹿児島の「※郷中教育(ごじゅうきょういく)」にも通じるものがあるわ。
一緒に訓練した仲間と海に出る。
桜島まで泳ぎきるには、泳ぐ力だけじゃなく仲間との強い絆も必要よ!
ここで得た経験は、きっと大人になっても彼らの力になってくれるわね。
すっかりくたびれた大人になった村子にとっては、とってもまぶしい話だったわ...
絆っていくつになっても大事よね。
年を重ねるごとに涙腺がゆるくなる、屋台村ブログ、ライターの村子でした。
それじゃあ、また!
※郷中教育・・・薩摩藩独自の、先輩が後輩を教え育てていく教育法
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