さて、しょっぱなに書いた鹿児島弁、意味がわかる方いるでしょうか?鹿児島弁の上級者ならひとめでわかると思うのですが、県外のかたにはなんのこっちゃ?となってしまう、鹿児島弁の「へ」。今回はかごしま弁のディープな世界「へ」。
①へ=ハエ(蠅)
言わずと知れた昆虫のハエ。夏場に実家に帰ると祖母の口からかならず出たことばの1つ。
例)「あら~ へ が鍋にへった!ちょっしもた。いっきとったらだいじょっじゃろ」
訳)あら~、ハエが鍋に入った!しまった。すぐにとりだせば大丈夫でしょう
②へ=おなら(屁)
これも実家での会話でたまに出てきます。(村子じゃないですよ)
例)「へ をふったとは、わいか?そいともおいじゃろかい?」
訳)おならをしたのは、あなたですか?それともわたしでしょうか?
③へ=灰
桜島の風向きに左右される降灰。
鹿児島では一般的な天気予報に加え、桜島の降灰予報(風向き)もニュースで流れます。
例)「なんよこら、わいげのいんころのびんたに へ がそがましふっとらよ」
訳)おどろいた。あなたの家の犬の頭に、灰が大量につもっていますよ
「へ」だけで3つも意味がある鹿児島弁。
近ごろはディープな鹿児島弁を聞くことも少なくなりましたが、
屋台村にいらした際には耳にすることがあるかも?
分からない鹿児島弁があったら、是非聞いてみてください。殆どのかごっま人は、それはそれは丁寧に教えてくれますよ♪
かごっまふるさと屋台村では、桜島の「へ(灰)」を使用した灰干し料理も提供しています。
火山灰で熟成された海鮮やお肉は、余分な水分や雑味がぬけて旨味たっぷりしっとりした味わいに。海鮮はお刺身などでも楽しめます。
ぜひ一度、鹿児島ならではの「灰干し(はいぼし)」料理を味わってみてくださいね。
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